セルフカラーで髪を染めるとき、どんなアイテムを使えば理想の髪色に仕上げられるのでしょうか。ヘアカラー剤には主に「黒髪用」と「白髪用」の種類があるものの、それぞれの違いや利用シーンがよくわからないという方も多いかもしれません。そこでこの記事では、黒髪用ヘアカラーと白髪染めの違いを解説します。

また、白髪用ヘアカラー以外にも市販の白髪染め用品にはさまざまな種類があります。白髪染めの目的別にアイテムの選び方をご紹介するので、ぜひご自身にぴったりの商品選びの参考にしてみてください。

黒髪用ヘアカラーと白髪染め（白髪用ヘアカラー）の違いは？

初めに、黒髪用ヘアカラーと白髪用ヘアカラーの選び方でお悩みの方へ向けて、ヘアカラー剤の基礎知識をお伝えします。商品を購入する際に役立つ、黒髪用ヘアカラーと白髪染めの違いの見分け方まで解説します。

黒髪用ヘアカラーと白髪染め（白髪用ヘアカラー）の違い

そもそも黒髪用ヘアカラーと白髪染めは、使用する目的に大きな違いがあります。黒髪用の目的はおしゃれ染めをしてさまざまな髪色を楽しむこと、白髪用の目的は白髪を染めて目立たなくすることです。こうした理由から、黒髪用と白髪用のヘアカラー剤は、脱色作用・染毛作用の強さに違いがあります。黒髪用は脱色作用が強く、染毛作用が弱いのが特長です。一方、白髪染めは脱色作用がやや弱く、染毛作用が強いため、白髪がしっかりと染まります。

白髪用ヘアカラーか黒髪用ヘアカラーかの確認方法

市販の白髪用ヘアカラーを購入するときは、商品パッケージ正面に「白髪用」と記載があるかをご確認ください。白髪用ヘアカラーは、一般的にパッケージ正面に「白髪用」「白髪染め」といった表示があります。白髪用と黒髪用の違いを理解した上で、目的に合うタイプのヘアカラー剤を購入しましょう。

【目的別】自分に合った白髪の染め方は？

市販の白髪染め用品には、さまざまなタイプが存在します。数あるアイテムの中でも、白髪染めをする「目的」や「何を重視するか」によって商品を選ぶのがおすすめです。ここでは、自分に合った白髪染め用品の選び方をご紹介します。

白髪を1度でしっかり染めたい

白髪をしっかりと染めたい方には、1度で染まって約2～3カ月色持ちする白髪用ヘアカラーがおすすめです。白髪用ヘアカラーには「クリームタイプ」「泡タイプ」「乳液タイプ」「粉末タイプ」などの種類があります。カラーバリエーションが豊富で、髪色を楽しめるのも魅力です。

「ビゲン 泡クリームカラー」は、クリームタイプと泡タイプの良いところどりのアイテムです。するっと伸びるのにしっかり密着するテクスチャーの薬剤を、手で簡単に馴染ませられます。塗りやすさと染まりの良さを両立しているのが特長です。

なお、ヘアカラーを使用する際は事前に「皮膚アレルギー試験（パッチテスト）」を行う必要があります。商品のパッケージや使用説明書を確認しながら、染める前に必ず実施しましょう。

髪と地肌をいたわりながら白髪ケアをしたい

髪や地肌をいたわりながら白髪を目立たなくしたい方には、カラートリートメントやヘアマニキュアがおすすめです。カラートリートメントは、白髪を染める色素とトリートメント成分が配合されていて、使い続けると徐々に白髪が染まります。ヘアマニキュアは、髪に色合いをプラスして、ツヤを与えます。

「ビゲン カラートリートメント」は、お風呂でシャンプー後に使うことで、髪や地肌をいたわりながらキレイな髪色をキープできるアイテムです。ヘアカラーの合間に使うと、色あせや伸びてきた白髪をカバーできます。

お出かけ前に白髪をサッと隠したい

お出かけ前に手早く白髪を隠したい方には、1Dayタイプの一時着色料がおすすめです。一時着色料は、髪の表面に色素を付着させて、その場で白髪を隠す仕組みになっています。気になる白髪をカバーして印象をアップでき、1回のシャンプーで落とせます。

少量の白髪をピンポイントで隠したいときは、細かい部分に塗りやすいマスカラタイプの「ビゲン ヘアマスカラ」がぴったりです。広範囲の白髪を隠したいなら、スプレータイプの「ビゲン カラースプレー」が適しています。白髪をカバーする範囲に合わせてアイテムを選びましょう。

グレイヘアを目指している/グレイヘアをキレイに見せたい

最近では、白髪をあえて活かしてナチュラルな雰囲気に仕上げる「グレイヘア」のヘアスタイルを希望する女性も増えています。これからグレイヘアを目指す方や、グレイヘアをよりキレイに見せたい方は、グレイヘア向けのトリートメントやカバースプレーを活用すると良いでしょう。

「ビゲン グレイスタイル ツートーンカバースプレー」は、グレイヘア移行中の髪色の差をカバーする一時着色料です。また、すでにグレイヘアに移行している方が髪の毛の黄ばみ・パサつき・うねりをケアするなら「ビゲン グレイスタイル グレイケアトリートメント」をおすすめします。

白髪用ヘアカラーについてよくある疑問

白髪用ヘアカラーを使うとき、多くの方が気になる疑問と、その回答をご紹介します。セルフカラーで白髪を染める際は、ぜひ参考にしてみてください。

白髪用ヘアカラーだと黒髪は染まらない？

白髪用ヘアカラーを使うと、白髪も黒髪もキレイに染まります。白髪と黒髪の色みが馴染むよう薬剤が設計されているので、どちらも染めたい方に向いているアイテムです。その反対に、黒髪用ヘアカラーでは白髪がほとんど染まらないため、商品選びでは注意しておきましょう。

白髪用ヘアカラーはどこから塗り始めたらいい？

白髪用ヘアカラー剤を塗布するときは、白髪が特に気になる部分から先に塗り始めるのがポイントです。例えば、白髪が目立つ生え際や、白髪が集中して生えている部分などから薬剤を塗ると良いでしょう。また、しっかりと染めたい部分や、染まりにくい部分には多めに薬剤を塗ってください。耳の後ろ・えり足・側頭部などの塗り残しに注意しましょう。

白髪用ヘアカラーの色は商品パッケージのどこで確認できる？

白髪用ヘアカラーの髪色は、商品パッケージに表示されている色調を示す番号や、売り場に設置されている仕上がりの髪色見本、カラーバリエーション表などでチェックできます。なりたいイメージに合う髪色を探してみてください。

白髪用ヘアカラーの色選びのコツは？

明るく染まりすぎた場合、暗く染め直すことができます。その反対に、暗めの髪色は、暗く染まりすぎた場合すぐに明るく染め直すのが難しいのが注意点です。白髪量が少ないと暗く染まりやすいので、ご自身の白髪量を考慮してヘアカラーの色を選びましょう。

黒髪用ヘアカラーと白髪染めの違いを理解して商品を選びましょう！

ここまで、黒髪用ヘアカラーと白髪染めの違いや、自分に合った白髪染め用品の選び方を解説しました。黒髪用と白髪用のヘアカラーは、それぞれ脱色作用や染毛作用の強さに違いがあります。白髪をカバーすることが目的なら、白髪用ヘアカラーをお選びください。また、市販の白髪染め用品の中には、ヘアカラー以外にも多様な種類のアイテムがあります。白髪染めの目的や重視したいことによって選ぶべきアイテムが異なるので、ご紹介した情報を参考に、ご自身にぴったりな商品を選びましょう。