黒髪用のヘアカラーでは白髪は染まらない?髪が染まる仕組み

市販のヘアカラー剤にはさまざまな種類があります。髪を染めるときは、その中でも自分の目的に合ったヘアカラー剤を選ぶことが大切です。「セルフカラーで白髪が上手く染まらない」とお悩みの方は、ヘアカラー剤の選び方を見直してみましょう。白髪を染めたいときは、黒髪用ヘアカラー剤ではなく、白髪用ヘアカラー剤をお選びください。

この記事では、白髪を染めたいときに白髪用ヘアカラー剤を使う理由や、黒髪用ヘアカラー剤で染まらなかったときの対処法、白髪染め(白髪用ヘアカラー)のコツまでお伝えします。ご自宅で白髪を染めるときは、ぜひ参考にお読みください。

黒髪用ヘアカラーでは白髪が染まらない?

黒髪用ヘアカラーでは白髪が染まりにくいといえます。初めに、黒髪用ヘアカラーで白髪が染まりにくい理由や、ヘアカラー剤で髪の毛が染まる仕組みについて解説します。白髪をしっかり染めるためにも、まずは基礎知識から確認してみましょう。

黒髪用ヘアカラーでは白髪は染まりにくい

黒髪用ヘアカラーと白髪用ヘアカラーは、使用目的に違いがあります。黒髪用ヘアカラーは、髪色を明るくして多彩な色みを楽しむことが主な目的です。そのため、黒髪用ヘアカラーは黒髪を明るい色にする脱色作用とともに、多彩な色になるよう設計されております。一方で白髪用ヘアカラーは白髪を目立たなくなるように設計されており、黒髪用ヘアカラーと比べると染毛作用が高いことが大きな特徴です。このように薬剤の作用に違いがあるので、白髪を染めたい場合は白髪用ヘアカラーを使うと良いでしょう。市販の白髪用ヘアカラーの商品にも、おしゃれな髪色のラインナップが豊富にあるので、好みのカラーをチェックしてみてはいかがでしょうか。

ビゲン 香りのヘアカラー

髪の毛が染まる仕組み

黒髪用ヘアカラーと白髪用ヘアカラーは、脱色作用と染毛作用のバランスに違いがあります。ただし、薬剤で髪の毛が染まる仕組みには共通する部分があるのです。一般的なヘアカラー剤では、「1剤」と「2剤」という2つの薬剤を混ぜることで反応を起こします。この薬剤を髪に塗布するとキューティクルが開き、その隙間から髪の内部に入った成分によって、メラニン色素の脱色と染料による着色が行われ、髪が染まります。髪の内部で染料が結合した状態になると、その後はシャンプーをしても色落ちしません。このようにヘアカラーでは髪の内部までしっかり染まる仕組みのため、染めた後は約2~3カ月にわたり染めた色が長持ちします。白髪が気になり始めたら、市販の白髪用ヘアカラーを使ったセルフカラーで髪を染めましょう。

黒髪用ヘアカラーで染まらなかった白髪はどうする?

すでに黒髪用ヘアカラーで全体染めをしたものの、染まらなかった白髪が目立ってしまっている場合は、以下でご紹介する市販の白髪染め用品を使って気になる白髪をカバーしましょう。なお、次回以降に全体染めをする際は黒髪用ヘアカラーでなく、白髪用ヘアカラーを選ぶことをおすすめします。

染まらなかった白髪をカバーしたいなら、白髪用ヘアカラーを使用し全体的に染め直すことをおすすめします。使用する白髪用ヘアカラーが黒髪用ヘアカラーと色みが異なる可能性があるため、染まらなかった部分だけ染めるよりも全体的に染め直すと色ムラになりにくいでしょう。その際は、黒髪用ヘアカラーで染めてから1週間以上空けて染め直しをしてください。

このほかに、カラートリートメントを使って白髪をカバーする方法もあります。カラートリートメントは、髪に塗って5分~10分ほど置くだけで髪を染められるアイテムです。使い続けることで徐々に白髪を染められます。髪の表面とやや内側に染まる仕組みで、髪へのダメージがありません。白髪と黒髪の色の差を自然とぼかすことで、白髪が目立たなくなります。ただし、カラートリートメントは使用を止めると徐々に元の髪色に戻る点を押さえておきましょう。

ビゲン カラートリートメント

白髪用ヘアカラーで白髪染めをするときのコツ

最後に、白髪用ヘアカラーで白髪染めをするときのコツをご紹介します。白髪用ヘアカラーを使ってセルフカラーをするときは、以下の3つのポイントを押さえて作業すると、髪をしっかりと染めやすくなります。ご自宅で白髪を染めるときは、ぜひ参考にしてみてください。

薬剤をしっかり塗る

白髪用ヘアカラーを使うときは、白髪が特に気になる部分から薬剤を塗り始めましょう。白髪をしっかりと染めるには、薬剤を髪へ均一、かつ、たっぷりと塗布することが重要です。塗り方にムラがあったり、塗布量が少なかったりすると、髪色にムラが生じたり染まりが悪くなったりするおそれがあるためご注意ください。全体染めをするときは、髪全体にムラなく伸ばしやすい「乳液タイプ」や、手だけで髪全体に塗布できる「泡タイプ」のヘアカラー剤を選ぶのがおすすめです。市販の白髪染め用品を選ぶときは、ヘアカラー剤のタイプにも着目してみてください。

ビゲン 泡クリームカラー

放置時間を守る

白髪をしっかりと染めるためにも、使用説明書で指定された放置時間を守ることが大切です。そもそも放置時間とは、髪に薬剤を塗り終えた後に待つ時間のことを指します。例えば放置時間が30分と指定されている場合なら、薬剤を塗る作業中の時間とは別に、塗り終えてから30分間放置する必要があります。放置時間は白髪用ヘアカラーの商品によって異なるので、事前にお使いの商品の使用説明書をよく確認しておきましょう。

温度に注意する

ご自宅で白髪染めをするとき、作業する部屋の温度にも気を配りましょう。ヘアカラー剤は、温度が高いと反応が早くなり、逆に温度が低いと反応が遅くなります。こうした理由から、室温が低すぎると反応が遅くなり、髪が染まりにくくなるおそれがあるのです。一般的に、ヘアカラー剤を使うときは室温20℃~30℃が適温とされています。そのため、これよりも温度が低い場所に保管していたヘアカラー剤は、適温の室内にしばらく置いてから使うと良いでしょう。また、ヘアカラー剤を塗布した後にしばらく放置するときも、適温の場所で待つことによって、しっかりと染まりやすくなります。特に、気温が低い冬場に白髪染めをするときは、温度を調整して低くなりすぎないように意識して作業してみてください。

黒髪用で染まらない白髪は白髪用ヘアカラーを使いましょう!

ここまで、黒髪用ヘアカラーで白髪が染まらないお悩みに対して、ヘアカラー剤の基礎知識や染まらなかった白髪の対処法、白髪染めのコツまでお伝えしました。白髪をしっかり染めたいときは、白髪を染める力がある白髪用ヘアカラーを使うのがおすすめです。ご自身の目的に合わせて商品を使い分けながら、気になる白髪をカバーしましょう。また、ヘアカラー剤を使ってセルフカラーをするときは、薬剤の塗り方・放置時間・温度などのポイントで正しい染め方を守るのがコツです。黒髪用ヘアカラーで白髪が染まらないお悩みには、ここまでお伝えした情報をぜひお役立てください。

監修者

ロゴ:ビゲン

ビゲン 編集部

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