白髪染めのアフターケア方法は?アイテムの種類や染めるポイントまで

白髪染めをした後で、染めた髪をキレイに保つためには、日々のヘアケアでどんなことに注意すれば良いのでしょうか。一般的に、染めた後の髪はデリケートな状態となります。こうした状態で、日常生活のさまざまなダメージにさらされると、髪が傷んでしまうおそれがあるのです。

そこでこの記事では、白髪染め後に取り入れたいアフターケア方法をご紹介します。また、市販の白髪染め用品を使って髪を染める際のポイントも解説するため、ぜひ参考にしてみてください。

白髪染めのアフターケア方法

白髪用ヘアカラーで白髪染めをした後は、染めた髪をキレイに保つために日々アフターケアを続けることが大切です。髪をダメージから守るためにも、以下のアフターケアのポイントをチェックしておきましょう。

タオルで髪をこすらない

シャンプー後の髪をタオルで強くこすると、摩擦によるダメージが生じます。濡れた髪は水分を含んでキューティクルが開いているため、ダメージに弱いデリケートな状態となっています。毎日のお風呂あがりにタオルで強くこすると、髪が傷む原因となるため注意しましょう。特に、白髪染め後はダメージによって髪の内部の染料が流出しやすくなっています。お風呂あがりにはタオルでポンポンと軽く叩くように水気を取り、髪をこすらないように意識してみてください。

ドライヤーを長時間かけない

髪の毛の主な成分であるタンパク質は熱に弱くなっています。そのため、タオルドライした髪を乾燥させる際は、ドライヤーの使い方に注意が必要です。ドライヤーを長時間かけると水分が失われてキューティクルがめくれたり、熱によって髪の毛のタンパク質が変性したりするおそれがあります。白髪染めをした髪に大きなダメージを与えないためにも、ドライヤーを髪に近づけすぎたり、温風を同じ部分に長時間当てたりするのは避けておきましょう。

紫外線対策をする

白髪染めをした髪は日光に含まれる紫外線にも弱い傾向にあります。紫外線によって髪の毛のタンパク質が変性するほか、白髪染めの染料が分解されるおそれがある点に注意しましょう。特に、マット系やアッシュ系の色味は紫外線の影響を受けやすくなっています。外出時、長時間にわたり紫外線に当たることがないように、UV対策を徹底することが大切です。紫外線が強い時期は、帽子をかぶったり日傘を使ったりして髪を守りましょう。

トリートメントを活用する

白髪染めをした後は、キューティクルケアのためにトリートメントを活用することをおすすめします。トリートメントを使うことで、キューティクルの浮き上がりが抑えられ、摩擦によるダメージを防ぎやすくなります。染料の流出を防いで色持ちしやすくなるため、ぜひアフターケアに取り入れてみてください。キューティクルのケア効果が高いのは、洗い流さないアウトバスタイプのトリートメントです。お風呂あがりに使用すると、手触りがなめらかな仕上がりになり、摩擦によるダメージを防ぎやすくなります。

白髪を隠せるアイテムの種類

気になる白髪を隠したいときは、白髪用ヘアカラーに加えて以下のアイテムが役立ちます。ここでは、ご自宅で使える白髪染め用品の特徴をご紹介します。

白髪用ヘアカラー

染毛と脱色を同時に行うことで髪の内部まで染まり、白髪を隠せるアイテムです。1回の使用でしっかり染まり、約2~3カ月にわたり色持ちします。また、白髪を染めて目立たなくするだけでなく、全体の髪色をより理想の髪色に仕上げることも可能です。市販の白髪用ヘアカラー剤には自然な髪色のラインナップが豊富にあるので、好みの色味をお選びいただけます。

ビゲン 泡クリームカラー

ヘアマニキュア・カラートリートメントなど

髪の表面とやや内側に染まり、白髪に色合いをプラスするアイテムです。ヘアマニキュアの場合は約3週間~1カ月にわたり色持ちします。カラートリートメントの場合は、使い続けることで徐々に染まり、使用回数にもよりますが約1~2週間にわたり色持ちします。白髪用ヘアカラーと比べると色落ちしやすいものの、髪へのダメージがなく、ツヤのある仕上がりになるのが魅力です。

ビゲン カラートリートメント

一時着色料(ヘアマスカラ・カラースプレーなど)

髪の表面に色素を付着させることで、一時的に白髪をカバーするアイテムです。色素は1回のシャンプーで落ちるため、その日限りの白髪隠しに使えます。急な来客対応やお出かけ前など、気になる白髪をその場でカバーしたいシーンに便利です。広範囲に塗れるファンデーションタイプやスプレータイプ、ピンポイントで塗れるマスカラタイプやスティックタイプなどの種類があります。

ビゲン ヘアマスカラ

白髪染めのポイント

最後に、白髪染め(白髪用ヘアカラー)で染める際のポイントをお伝えします。白髪染めでは基本的に以下のコツを押さえておくと良いでしょう。

自分に合ったカラーの選び方

白髪用ヘアカラーで染めるとき、色選びでお悩みの方が少なくありません。自分に合ったカラーを選ぶためにも、まずは現在の白髪の量をチェックしてみましょう。

白髪染め(白髪用ヘアカラー)では、髪全体に占める白髪の量によって仕上がりの色味に差が出ます。白髪の量が少ない方は、白髪染めをすると暗めの髪色に仕上がりやすいため、明るめのカラーを選ぶのがポイントです。その一方で、白髪の量が多い方は白髪染めをすると明るめの髪色に仕上がりやすいため、やや暗めのカラーを選びましょう。

また、白髪用ヘアカラーは黒髪用ヘアカラーよりも染毛効果が高くなっています。暗く染まりすぎた髪は明るく染め直すのが難しいため、迷ったら一段階明るめのカラーを選ぶようおすすめします。これまで黒髪用ヘアカラーを使ったことがある方も、こうした白髪用ヘアカラーの特徴を踏まえてチョイスしてみてください。

白髪染めの手順

市販の白髪染め(白髪用ヘアカラー)を使えば、ご自宅でカラーリングができます。美容院へ行く時間がなかなか取れないときは、簡単に使える市販品を活用しましょう。

セルフカラーをするときは、染める2日前(48時間前)に、パッチテスト(皮膚アレルギー試験)を行います。パッチテストは白髪染めをする際、アレルギー性のかぶれが起きないことを確認する目的があるので、毎回必ず実施しましょう。その後は、衣服や身の回りの汚れ対策をした上で、薬剤を髪に塗っていきます。指定された放置時間が過ぎたら、お風呂で髪に塗布した薬剤をしっかりと洗い流すと、セルフカラーの完了です。

なお、市販の白髪用ヘアカラーには、剤形にいくつかの種類があります。全体染めをするなら泡タイプや乳液タイプ(液状タイプ)、部分染めをするならクリームタイプといったように、染めたい範囲に合わせて使い分けるのがおすすめです。

白髪染め後はアフターケアで髪をキレイに保ちましょう!

ここまで、白髪染めのアフターケア方法や、染める際のポイントをお伝えしました。白髪染め後の髪は、ダメージに弱いデリケートな状態となっています。特に注意したいのは、タオルドライによる摩擦、ドライヤーの熱、紫外線などによるダメージです。お伝えしたアフターケア方法を参考に、染めた髪をダメージから守り、キレイに保ちましょう。また、市販の白髪染め用品でセルフカラーをするときは、希望よりも一段階明るめのカラーを選ぶのが失敗を避けるポイントです。アフターケアや染め方のコツを押さえて、理想の髪色を叶えましょう。

監修者

ロゴ:ビゲン

ビゲン 編集部

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