白髪の根元染めを自宅で行う手順|色を長持ちさせるケアのポイント
伸びてきた白髪の根元のあたりが気になってきたら、髪の毛を部分的に染める「根元染め」をするのがおすすめです。ご自宅で定期的に根元染めをすることで、きれいな髪色を長くキープでき、美容院に行く頻度を減らせます。白髪のお手入れのコスパが気になる方も、ぜひご自宅での根元染めをお試しください。
ここでは、根元染めをおすすめする理由や、根元染めに適した白髪用カラー剤の種類を解説します。白髪染めをする手順や、髪色を長持ちさせるケアのポイントもお伝えするため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
生え際の白髪は根元染め(リタッチ)で上手に白髪隠し
生え際の白髪は、根元染め(リタッチ)をして目立たないように仕上げましょう。初めに、白髪の根元染めをおすすめする理由や、根元染めに向いているヘアカラー剤のタイプをご紹介します。
生え際の白髪隠しに根元染めがおすすめの理由
根元染めでは、新たに白髪が生えてくる根元の部分のみを部分的に染めます。一般的に髪の毛は1カ月で1~1.5cmほど伸びるため、多くの方は白髪染めをしてから約1カ月で根元の白髪が気になってきます。そんなとき自分で根元染めをすれば、全体染めのために美容院へ通う頻度を減らせるのが魅力です。美容院とセルフカラーを上手に使い分けることで、手軽に白髪のお手入れがしやすくなり、コスパも高まります。美容院での白髪染めの合間に、市販の白髪染め用品を使ってご自宅で根元染めをしましょう。
おすすめの市販ヘアカラー剤のタイプ
市販の白髪用カラー剤のなかでも根元染めにおすすめなのは、クリームタイプの商品です。クリームタイプのカラー剤は、液だれしにくいテクスチャーで、部分的な白髪に塗りやすいのが特徴となっています。また、クリームタイプの多くの商品は余った薬剤を取り置きできるので、根元染めをして残った薬剤は次回のために取っておけます。こまめに染めたい方が経済的に使えるのが魅力です。
市販の白髪染め用品には、ほかにもヘアマスカラやヘアファンデーションなどの一時着色料、ヘアマニキュア、カラートリートメントなどの種類があります。一時着色料は、髪の表面に色素が付着する仕組みで、一時的な白髪隠しに使えます。ヘアマニキュアやカラートリートメントは、髪表面とやや内側に染まる仕組みで、髪をあまり傷めずに色合いをプラスできるのが特徴です。ヘアカラー剤以外に手軽に白髪を目立たなくする方法をお探しなら、併せてチェックしてみてください。
自宅で白髪染めする際の手順
続いて、ご自宅で白髪染めをする手順をお伝えします。市販の白髪染め(白髪用ヘアカラー)を使う際は、必ず事前にパッチテストを行い、皮膚にかゆみや赤みなどが生じていないことをお確かめください。パッチテストの方法は、商品の使用説明書に記載されています。問題がなければ、以下の流れで白髪染めを行えます。
1.混合液を作る
初めに、薬剤で周囲を汚さないように準備します。作業する場所にレジャーシートまたは新聞紙を敷きましょう。汚れてもいい前開きの服に着替え、化粧ケープやタオルで衣服をカバーします。顔周り(生え際・耳の後ろ・えり足など)には、色の付着を防ぐために油性クリームを塗ってください。作業前に手袋をはめて輪ゴムでとめましょう。準備が完了したら、使用説明書に従ってカラー剤の混合液を作ります。
【必要な道具】
・レジャーシートまたは新聞紙
・汚れてもいい前開きの服
・化粧ケープまたはタオル
・油性クリーム
・手袋
・輪ゴム
2.髪に塗る
鏡を見ながら混合液を髪に塗っていきます。白髪用ヘアカラー剤の場合は、白髪が目立つ部分から先に塗るのがポイントです。これにより、白髪部分をしっかりと染めやすくなります。根元染めでは、まず新しく伸びてきた根元のあたりから塗りましょう。このとき、コームやブラシを使うと薬剤を塗布しやすくなります。また、髪の毛をブロッキングして塗りやすくするためにヘアクリップを使っても良いでしょう。
【必要な道具】
・鏡
・汚れてもいいコームまたはブラシ
・ヘアクリップ
3.一定時間、放置する
薬剤の塗布を終えたら、使用説明書に記載された放置時間が経つまで、そのまま置いておきます。時計を見ながら正確に時間を計ってください。万が一、放置時間中に髪に塗った薬剤がたれてきたら、ティッシュペーパーで拭き取ります。
【必要な道具】
・時計
・ティッシュペーパー
4.洗い流す
指定された放置時間が経過したら、お風呂で薬剤を洗い流します。洗い残しがないように、しっかりとすすぎましょう。シャンプーで薬剤を洗い流した後には、コンディショナーやトリートメントを使ってケアします。シャンプー・コンディショナー・トリートメントは、カラーケア用のアイテムを使うのがおすすめです。すすぎ残しがないように丁寧に洗い流したら、白髪染めが完了となります。タオルドライ後にドライヤーを使って乾燥させましょう。
【必要な道具】
・シャンプー
・コンディショナー(リンス)
・トリートメント
・タオル
・ドライヤー
白髪の根元染めを長持ちさせるケアのポイント
白髪の根元染め後にきれいな色味をできるだけ長くキープするために、以下のポイントを意識してみましょう。最後に、根元染めを長持ちさせるヘアケアについて解説します。
洗い流さないトリートメントを使用する
白髪の根元染めをした後は、キューティクルを保護して髪を摩擦による刺激から守るために、洗い流さないトリートメントを使うと良いでしょう。お風呂から出た後に使うアウトバスタイプのトリートメントは、キューティクルのケア効果が高いのが特徴です。傷みが気になる部分を集中的にケアできるので、白髪染め後は日常的なお手入れに取り入れましょう。
外出時には紫外線対策をする
白髪染め用品の染料は、紫外線の影響により変色することがあります。特に注意したいのは、寒色系(マット系やアッシュ系など)の色味です。紫外線が強い季節に外出するときは、帽子や日傘で紫外線対策をして、きれいな発色を守りましょう。
染毛後はきちんと乾かす
染毛後は、濡れた髪をそのまま放置せず、タオルドライとドライヤーで乾燥させてください。濡れたままの状態では、髪が傷つきやすくなります。タオルドライではゴシゴシとこすらず、軽く叩くように水気を吸い取るのがポイントです。ドライヤーの熱風は一箇所に当てすぎないよう注意しましょう。
ヘアカラーをした直後にパーマはかけない
白髪染め後にパーマをかけるなら、1週間以上の間を空けるよう心掛けましょう。パーマの薬剤のうち1剤には、発色したヘアカラーの色を壊す作用があるためです。色落ちや変色の原因となるため、染めた直後にパーマをかけないようお気をつけください。不安があるときは、担当の美容師にご相談ください。
白髪のセルフ根元染めでコスパ良くお手入れしましょう!
ここまで、白髪の根元染めについて解説しました。白髪の根元染めをすると、新たに生えてきた白髪を目立たなくできます。定期的にご自宅でセルフカラーをすることで、美容院へ行く負担を抑えられるので、お手入れのコスパが気になる方にもおすすめです。セルフカラーをする際は、まずパッチテストを行って皮膚に違和感がないかチェックした上で、ご紹介した手順で根元を染めましょう。
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